私たちについて

「私のこと」

小さな頃から、手でものを作ることが好きで、
様々な手作りに関わって来ましたが、
ビスクドールに出会ってからは
粘土や窯作業、顔描きや、衣装作り
皮革を使っての本格的な靴作りに
果てはかつらや靴下編みまで・・・

手作り出来ない部分は無いというくらいに
様々な技術を要する人形作りに
魅了されながら、今の私があります。

どんなものを作る時にも、
作り手はその対象に「命を吹き込む」のですが
それが人形だと
あまりにもそのことが リアルに感じられて
怖いと思われる人もいます。 

けれど逆に、
そこに命を感じるからこそ
傍に置きたい と
思う人もいます。

そう思ってもらえるような
柔らかな命を感じる人形を
作りたいと願いながら
今日も人形と向き合っています・・・。

 

 

「母のこと」

母が刺繍をしている姿は
それこそ、もう何十年と見てきてましたが
特に私が成人してからは、
子育てを終えた母は、その全てを注ぐかのごとく
刺繍に打ち込んで来ました。

その間に、指は変形し
「指輪が似合わなくなった」と悲しみながらも
刺繍と離れたことは
いっときもありませんでした。

7年前にペースメーカーの手術を受けた母。

再び共に暮らすようになり、
「また出来るかなぁ・・・」と心配しながらも、
この春に、2人で3度目の展覧会を開くことが出来ました。

母の刺繍に驚き、心を打たれて
何度も足を運んで下さる たくさんの人々にお会いして
私にも母のために出来ることとして、
ホームページ上で、母の作品を紹介することにしました。

このネット上のギャラリーで
多くの方が母の刺繍に触れ、
母の世界を感じていただけますように。

2009年

矢倉奈津子

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